これから流行ってくるインフルエンザ。インフルエンザには予防接種がありますよね。しかしこの予防接種、実は卵アレルギーを持っている方には要注意なんです。その理由とは?
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目次
卵アレルギーがあるとインフルエンザ予防接種の際注意が必要な理由とは
インフルエンザの予防接種に使われている材料についてご存じでしょうか?実はインフルエンザワクチンは鶏卵で培養されるため卵アレルギーがある場合は注意が必要なんです。
鶏卵タンパク質
インフルエンザと黄熱のワクチンは鶏卵により増殖されるので、最終的な製品に
は鶏卵タンパク質が含まれる可能性があります。しかしタンパク質化学の進歩に
より、インフルエンザワクチンに含まれる鶏卵タンパク質の量が著しく減少され、現
在では鶏卵アレルギーのある人でもインフルエンザワクチンを受けることが可能で
す。ただし、重度の鶏卵アレルギーの人は、何らかの反応が起こる場合に備えて、
インフルエンザワクチン接種後15分は接種を受けた場所に留まることが推奨され
ています。
引用:Children`s Hospital of Philadelphia pdfより
ブタ子の子供がインフルエンザワクチンを接種しはじめたのは
ブタ子の子供は卵アレルギーがあることは何度も書いてきましたが、インフルエンザワクチンは医師に確認し使用している卵は微量だから大丈夫だろうということで3歳ごろから接種していました。
初めて注射を打ったときはとくにアレルギー症状などなく、15分経過しても大丈夫だったので安心したのを覚えています。
数年は予防接種をうけてもなんともなかったので、インフルエンザの予防接種をなめていました。
子供が接種後アレルギー症状が!!
6歳のときでしょうか、予防接種をいつものように打ってもらって少し経ったときのことです。昨年までは何も症状がでなかったのに接種後注射を打った部位がまず真っ赤に腫れあがりました。続いて顔に湿疹が出始めました。子供はかゆがります。
接種後15分は小児科であれば絶対に様子をみるため帰れませんので、すぐに医師に言いました。
「これはアレルギー症状が出てますね。」
病院だったのですぐに薬を飲ませてもらって事なきを得ましたが、恐怖でした。
そうですよね、卵アレルギーのある子は要注意。以下にちゃんと書いてあります。
接種要注意者(接種の判断を行うに際し、注意を要する者)
本剤の成分又は鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のもの
に対して、アレルギーを呈するおそれのある者
今までは全然アレルギー症状なんて出なかったのに。。ショックでした。しかし、インフルエンザにかかるよりも予防接種を受ける方が怖いと思いそれからは予防接種は打つのをやめました。
予防接種は小児科で接種すべき理由とは
子供の予防接種で、一般の内科などで親と一緒に接種する人をみかけます。一般的な内科は小児科と記載されていない限り大人が対象です。子供も接種可となっているかもしれませんが、何か起きたときに対応できるか心配です。
医者と言っても、成人と小児は対応が全然違います。そして、一般的な内科では15分様子を見るなどのきめ細やかな観察が無いように思います。予防接種なので何もないとは言い切れません。そんなときに対応してもらうためには、やっぱり子供は小児科が安心できます。
そして、もうひとつ小児科の利点は予防接種の時間がふつうの診察の時間帯とはわかれているということにあります。
予防接種を受ける時期はだいたい11月から12月にかけてが多いです。寒くなってくるとどうしても風邪が流行ってきます。そのときふつうの内科で風邪の人が受診しているときに予防接種の時間がわかれていなかったら風邪をもらう可能性が高いです。
ブタ子の子どもも卵アレルギーの症状が出たので病院にいったところ待ち時間が長くインフルエンザをもらって帰ったということがありました。なるべく予防接種のときには風邪などの人とは接触はさけたいですね。
インフルエンザ予防接種を受けないことで困ることは?
インフルエンザ予防接種が受けれないことで困ることと言えば、特にないです。インフルエンザの予防接種をしないことでインフルエンザの症状がひどくなるというのは間違いだと思います。
実際インフルエンザの予防接種を受けても、かかったときは症状が重い人は多いし、逆に予防接種を打たなくてもブタ子の子供のように熱が37度でケロッとしていたり。
そのときの体調や種類にもよると思います。
子供は特に予防接種から抗体を得るのは難しく2回接種しても抗体ができるのはせいぜい50%以下だと見たことがあります。成人の場合でも60%前後とのこと。
100%予防できるということはないので、ブタ子的にはアレルギーのある人は受けない方がよい気がします。
以下にくわしく書かれたものを見つけましたので引用します。
Q 卵アレルギーがある場合の接種は可能ですか?
A 卵を食べて蕁麻疹が出た方、嘔吐下痢が出た方、アナフィラキシーを起こしたことのある方や、アレルギースコアの5以上の方、今まで卵を除去して食べたことのない方につきましては当院ではインフルエンザ接種を控えさせていただいています。接種ご希望の方は皮内テストが実施でき、アレルギー反応出現時に対応のできる医療機関での接種をお勧めいたします。
卵を使った加工品が食べても問題がない方、過去にインフルエンザワクチンを接種して異常のなかった方は接種可能です。
まとめ
ブタ子の子供は実際にインフルエンザの予防接種をしてアレルギー症状が出ました。最近では技術が発達してきましたので、鶏卵がより微量になっているとききます。しかし、実際にアレルギー症状がでることがあります。
卵アレルギーがある方は医師とよくご相談の上、予防接種を考えてみてくださいね。絶対はありませんので。
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