卵アレルギーの症状とその後の対応とは




こんばんは、ブタ子です。今日は卵アレルギーについて記事を書いていこうと思います。

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目次

卵アレルギーって何?

子供の食物アレルギーの中で圧倒的な割合を占める卵アレルギーですが、どんなものか知らない方が多いのも事実です。

ブタ子の子供は2人とも卵アレルギーですが、上の子はだんだん食べれるようになり今では制限なく食べています。生卵を食べると口元が赤くなる程度ですみます。

しかし、下の子はアレルギーがひどく現在は医師の指示で卵は完全除去で生活しています。完全除去なので、家でもなかなか分けて卵料理は作りにくく、ブタ子の家には卵入れがありません。

実際に卵アレルギーは食物アレルギーの中で約4割を占めます。そして、年齢別にみるとその割合が変化していきます。以下の表をご覧ください。

出典:「食物アレルギー診療ガイドライン2012」

出典:「食物アレルギー診療ガイドライン2012」

卵アレルギーとは卵に含まれるたんぱく質に身体の免疫機能が反応して起こるアレルギー反応です。子供に多い理由はこの免疫機能が未熟なことに関係しています。

アレルギー症状にはどんなものがあるか?

卵アレルギーに限らず食物アレルギーにはアレルゲンを食べたあとにアレルギー症状が出現します。

まず1番出やすい症状

  • 皮膚症状(じんましんやかゆみ、湿疹等)

アレルギーの程度にもよりますが、この症状は必ずといっていいほど出ます。ブタ子の子供は学校で何度か間違って卵の入ったものを食べたことがあります。

その際に必ずまず顔が赤くなり、湿疹が全身に出てきます。かゆいのでかきむしります。

  • 目のかゆみ、舌の違和感、まぶたの腫れ

のような症状がでてきます。卵を食べると甘いものも苦く感じるようで、苦い苦いと言ってみてみるとだいたい卵が入っています。また、まぶたが腫れてきます。寝起きのとき目が腫れぼったい感じですね。

  • 消化器症状(下痢、嘔気、嘔吐、腹痛)

さらに進むと消化器症状が出現します。同時にでることもあります。

  • 呼吸器症状(鼻づまり、くしゃみ、息苦しさ、喘鳴、咳)

呼吸器症状がでてくるととても心配になります。

さらに進むと、意識がもうろうとする、チアノーゼ、血圧低下など出現します。この症状はすでにアナフィラキシーショックを起こしているので、早急に救急車を呼びます。

アナフィラキシーの定義とは

アナフィラキシーという言葉を最近よく耳にしませんか?

アレルゲン等の侵入により、複数臓器に全身性にアレルギー症状が惹起され、生命に危機を与え得る過敏反応を言う。

「アナフィラキシーに血圧低下や意識障害を伴う場合」を、アナフィラキシーショックという。

引用:アナフィラキシーガイドラインより

アナフィラキシーショックに陥ると命にかかわります。すぐに処置が必要となりますので、息苦しさや元気がなくなるなどの症状が出た場合はすぐに対応が必要です。

特にまだしゃべることができない年齢の子供の場合は自分で伝えることができないので、親がよく観察する必要があります。

アレルギーを起こしたときの対処法

では、アレルギーを起こしてしまったらどうしたらよいのか?ここが1番重要です。

食物アレルギーには


即時型 アレルゲン摂取後5~30分後(2時間以内)に症状が出る
遅発型 アレルゲン摂取後6~8時間後に症状が出る
遅延型 アレルゲン摂取後1~2日後に症状が出る

があります。

即時型はアレルゲンを食べてすぐに症状が出始めます。アナフィラキシーショックを起こすのもこの即時型です。

軽度~中等度の症状の場合
まず、症状が軽度から中等度の場合は様子をよく観察します。即時型はだいたい遅くても2時間以内に出現しますのでその間観察してください。

軽度から中等度とは、軽い湿疹や発赤、じんましんなどです。身体への広がりやほかの症状が出現していないか見てください。ひどくならなければそのまま様子観察をしましょう。

重度の場合
呼吸抑制(呼吸しにくい)やチアノーゼ(酸素がいかないため手足が青白くなる)、意識がないなどアナフィラキシーショックの状態になると生命に危険が及びます。一刻も早く救急車を呼び適切な処置をしてもらいます。

自分で判断しにくい場合は、周りの人に応援を要請するか専門機関に相談しましょう。

ただ、重度の場合相談している暇がなく一刻を争うので呼吸が苦しそうでゼイゼイ言っている、話しかけに反応しないなどの症状があったら迷わず救急車を呼んでください。

あなたの行動が大切な人の命を救います。

まとめ

ブタ子の子供は上の子が卵アレルギーがあったので、下の子も怪しいと思い離乳食前に病院で血液検査をしました。そしたら、やっぱり卵アレルギーで、しかも上の子よりも強いアレルギーがありました。

心配な方は離乳食開始前に調べてもらうか、卵は少し大きくなってから食べさせるなどしたらよいかと思います。

そして、アナフィラキシーショックを起こしたことのある人は病院でアドレナリン自己注射(エピペン)を処方してもらいます。

ブタ子の子供はショックは起こしたことがないので、エピペンは処方してもらえませんでした。しかし、体調によってもアレルギーの出方が変わってくるので間違ってアレルゲンを食べてしまったらどう対応するか常日頃考えておく必要があります。

さらに、家にいるときならいいですが学校や児童クラブなどの場所でアレルギー症状が起きたら怖いので先生方とも対応を話し合っています

ブタ子は卵アレルギーについてまとめたファイルを児童クラブに渡しました。

今まで、アレルギーを起こした人に出会っていない人は食物アレルギーがどんなものなのか?食べたらどうなるのか?何に含まれているのか?ということを全くと言っていいほど知りません。

もしものときにそれでは対応が遅れて、最悪命にかかわります。後悔だけはしたくないので、できる限りのことはやりました。

食物アレルギーを持つ人はこれからもどんどん増えると思います。そのときに役立つ知識として片隅に置いていただけると幸いです。

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